社会がポストコロナに向う今、長引くコロナ対応に奔走されておられる皆様に心より敬意を表します。
この度6月24日(土)、熊本城を望むくまもと県民交流館パレアにて第134回日本循環器学会九州地方会を開催する運びとなりました。
「循環器病対策基本法」の下、総合支援センターモデル事業で患者支援の多職種の輪が広がり、くまもとメディカルネットワーク等医療ビッグデータの整備が進むなど、循環器疾患診療は大きな変革の時期を迎えています。また循環器病学においても、データサイエンスの進歩、基礎研究手法の革新など未解明の各種循環器疾患の病態解明・疾患特異的新規治療法開発の機運が高まっています。
心筋症や心不全、冠微小循環障害など循環器病学の未解決課題であるさまざまな“症候群”に挑むためにも、循環器診療に携わるすべての医療者が、今一度患者さんの訴えに深く耳を傾け、症候から病態を考える姿勢が、上記革新的研究手法を活かす近道であるように思います。
研修医からエキスパートまで、皆がbedside cardiologyとlaboratory scienceにどっぷりと浸り、今日症状を有する循環器病患者さんが明日から症状を緩和できるように、そんな1日にできればと思います。一般演題、教育セッション、研修医セッション、Case Report Awards、YIA、ダイバーシティと盛りだくさんの企画を用意していますので、研修医からレジデント、大学院生、教官、あらゆる年代の皆さんの御参加をお待ちしております。
完全対面を想定し、地震と豪雨からの復興過程の熊本でお待ちしております。